Lower Trestlesへ
駐車場からバスを乗ってHURLEY PROの会場にも行けるが、やはり歩いてアクセスすることをオススメしたい。
途中、Amtrakの線路を徒歩で超えるのだが、この瞬間がたまらない。
「Trestlesに来た」そんな風に強く感じる場所の1つだ。
Trestlesは映画「Stand By Me」のロケ地だった場所。
1つ注意して頂きたいのは、線路がある以上電車が通る。
日本のように厳重に金網があるわけではないので、誰でも入れて誰でも通れてしまうのだが、
さすがに電車の邪魔になるような行為を行うと罰金の対象になるので汽笛が聞こえたらすぐに線路から立ち去ろう。
さて、そんなこんなで駐車場から5分少々歩くと海岸に出る。
右を向くと派手な会場が。
ゲートをくぐり、
大会のメインブレイクとなるローワーズだ。
初日のサイズは頭〜頭半くらい。
風も無くクリーン。
目を凝らすとジョーディが波を切り刻んでいるのが見えた。
十分にコンテストオンしそうである。
観戦場所の確保
会場に着いたらまず観戦の場所を確保しよう。
朝はまだ人がいないが、コンテストが始まり1時間も経つと人で溢れかえる。
HELINOXのようなチェアは必須。
朝から昼過ぎまで観戦していると、とにかく体力を奪われる。
日本から多少荷物にはなるが、持参することをオススメする。
ちょっとしたオススメポイントだが、写真右手には中継用のカメラマンブースになっていて、
かなりしっかりとした鉄のフェンスがある。
ここにウエットを干しておけるので、かなり使える。
さらにカメラ台の下には板も隠しておける。
観戦中は板が非常に邪魔になるし、Californiaの強い日差しの元に置いておくと、WAXが溶けるはめになるからだ。
ただ、当然だがあまり荷物を広げすぎるのは良くないので、コンパクトに上手くまとめよう。
そして出来るだけピークの正面に席を確保出来ればベスト。
ライトもレフトも見渡せる。
今年はこの後ろが選手控え室だったので、文句なしの場所に2日間席を構えることが出来た。
選手控え室があるということは、出る時、戻る時に選手と接触出来るチャンスが多くなる。
乗れる状況ではない。波待ちだけでも価値がある。
CT選手やローカル、キッズ達でピークは満員御礼。
こんな状態なので、まず乗れないが、是非海に入ってみてほしい。
現役のCT選手と同じ海で波待ち出来る機会なんてそうそうない事
無理に乗らなくていい。
ビデオの世界と実際のライディングはまるで違う。
さらにビーチで見るのと、海の中で見るのでは全く違う世界がそこにはある。
でもせっかくローワーズにいるのだ。
ピークからは無理だろうが、ミドル付近の邪魔にならない場所からおこぼれに乗ってみてほしい。
それでも日本ならば波情報で80点は付いてしまいそうな綺麗な波に乗れる。
ゆっくりと綺麗に割れる優しいブレイク。
でもしっかりとバーチカルがあり、スピードにも乗れる。
スケートパークと言われる所以がここにあるのだろう。
主役登場
1時間ほど経った頃、いきなり目の前にゼッケンを身につけたサーファーが鋭いカービングで波を切り刻んできた。
一発でわかった。カノア君だ。
パドルバックして来たところで一言だけ会話を交わせた。
ヒート直前だったので挨拶程度だが。
Mick Fanning
そう。
この日の一発目のヒートは、前日に物議があったこの2人のヒートのやり直し。
いきなりこのスプレーを浴びたもんだから、そそくさと上がることにした。
残念ながらこのヒートでミックは負けてしまったのだが、
負けた直後なのにこの笑顔でキッズ達にファンサービスをしている。
本当にこの人は人として素晴らしく、真のワールドチャンピオンなんだとつくづく思う。
なんだか頭の下がる想いだ。
2年前のHURLEY PROはミックが優勝した。
僕らは、表彰式が終わった後、ミックと接触出来ないかしつこく居座っていた。
そんな僕らを見ていたのか、ミックから「写真を撮ろうよ!」と声を掛けてくれたのだ。
今でも本当に印象に残っている出来事。
選手控え室との導線に席を取る
先ほどの話に戻るが、ピークと選手控え室の導線上に席を取ると、上がってくる選手とこれくらいの距離になる。
ビデオで見るサーフスター達が目の前を横切っていくのだ。
ジョーディも大人気。
ジョンジョンはすぐにキッズに囲まれる。
ヒートが終わってもなかなか控え室に戻れない。
人気者たるものの悩みだろう。
出て行く選手、帰ってくる選手達を間近で見たい。
あわよくばサインや写真が欲しい。
そんな方には導線上に席を確保することをオススメする。
さて、この日は前日からの自差ボケと疲れから、14時くらいに会場を後にした。
ヒートで言うとクォーターファイナルを2ヒート残して終了。
明日は確実にファイナルデー。
本命ジョーディかジョンジョンか。はたまた…
確実に見るタイミング
今年のHURELY PROは良い時期に来れた。
それなりにヒートが残っていて、沢山の選手を見ることが出来たし、
セット間隔が長いとはいえ、そこそこサイズのある素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにすることが出来た。
しかもファイナルデーにしっかり僕らの滞在期間が残っている。
見ようと思っても、波がなければ試合はやらないし、ありすぎても前半で大会自体が終わってしまう可能性がある。
こればっかりは運になるが。
もし本当にこの大会を見るために渡米するのであれば、ウェティングピリオドに合わせて上手くスケジュールを組んで欲しい。
なんとも言えないが、中盤からピリオドまでに滞在期間を被せれば良いかと。
大盛り上がりのファイナルデーに当たる可能性は高くなる。
まだまだ続くLUG LowrsのCalifornia LOG
次回はファイナルデーからT−STREET SAN CLEMENTEへ
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